日本で生まれた洋食料理、オムライス。関連するデータをいろいろ調べたところ、特に若い女性で好きという傾向がありました。
また、子供の好きな食べ物は、かつてはハンバーグ、スパゲティ、オムライスだったと言われていますが、ここ30年は圧倒的な人気で「寿司」。次いでラーメン、カレーライスとなっているようです。
学研教育総合研修所「小学生白書30年史(1989~2019年)」好きな食べ物(参照2022-07-11)
回転寿司店の増加により、お寿司やさんに入りにくいことも無くなりましたよね!
大手食品メーカーのカゴメが全国の20歳から69歳の女性を対象にオムライスについての意識調査をしたところ、「チキンライスを卵で包む」オムライス=写真左=をつくりたいが、実際は卵の「後のせ派」=同右=が多数だということが分かりました。
実際に作っているオムライスが「チキンライスに卵を乗せるタイプ」と回答した人は61.0%。家庭では、卵で包むオムライスが少数派になっているのですね!
さて、そんなオムライスの卵ですが、くらするーむ会員は「昔ながらの薄焼き」「ふわトロ」のどちらが好みなのでしょうか。ズバッと聞いた「かんたんアンケート!」結果を見てみましょう!
「ふわトロ」と回答した人は56.2%で、「昔ながらの薄焼き」(43.8%)を上回りました。
「ふわトロ」と回答した人のコメントを見てみると、「卵の味をよりよく感じる」「美味しい」「半熟が好き」「食感が良い」「口の中でとろける感覚が好き」「ご飯との絡みが良い」という回答が多く見られました。
「あのふっくら、やわらかいーの、綺麗で見惚れちゃう…食べても、フワフワ! 食感もいいなあ…」(51歳女性)、「やはり、麻布十番「グリル満天星」の「オムレツライス」のふあトロを食べてしまうと、他は無理」(65歳男性)という声もありました。
「グリル満天星」は「オムレツライス」というメニューなんですね!
ちなみに「オムライス」という命名したとされているのは、大阪心斎橋の「北極星」で、今年が創業100周年だそうです。
では年代別に見てみましょう!
年代が上がるにつれて、「昔ながらの薄焼き」派の占める割合が高い傾向がありました。
「昔ながらの薄焼き」派である理由としては、「半熟が苦手」「食べ慣れている」「作りやすい」などの声が多く見られました。
「昭和生まれのオムライスは薄焼きと決まっている。上に真っ赤なケチャップがかかっているのが洋食屋さんのオムライスです」(66歳男性)、「卵薄焼きとトマトケチャップの相関関係が大事」(74歳男性)、「ライスの方が目的なのでその味を邪魔しない意味で」(59歳男性)、「チキンライスが柔らかめで、卵が硬いのが好きです」(39歳女性)など、こだわりの声もありました。
家庭でも好みでも「昔ながらの薄焼き」オムライスは少数派になりつつあるのでしょうか。冒頭の写真のオムライスですが、実は昔ながらの薄焼きなのかと思って注文し、スプーンを入れたら、ふわトロだったというオムライス。なかなか「昔ながらの薄焼き」オムライスに遭遇するのも難しくなっているようです。