新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、通勤や休日時の電車内の人が増えたと感じている方も多いのではないでしょうか。
国土交通省が発表している駅の利用状況によると、2020年2月25日テレワーク・時差出勤呼びかけ前を100とした場合、首都圏で86、関西圏で93(2022年6月20日~24日速報値)となっています。
通勤混雑、変わらぬ満員電車でしょうか。コロナ禍にはあった電車内の空席も無くなり、なかなか座れないという機会も増えましたよね。
では、混雑している時でもぽっかり空いていることがある電車内の「優先席」。くらするーむ会員は座るのでしょうか。座らないのでしょうか。
5月31日から7日間、くらするーむ会員を対象に実施した「かんたんアンケート!」の結果を見ていきましょう。
「座る」「譲ってもらう」と合わせて、「座る」と回答した人は23.0%。空席が目立っても「座らない」と回答した人は35.2%で、空席が目立っても「座らない」人が「座る」と比べて、多い結果となりました。
内閣府が2020年に実施した「公共交通機関利用時の配慮に関する世論調査」によると、「優先席に座らない」と回答した人は18.1%。くらするーむ会員は座らない割合が高いようですね。
年代別に見てみると、70代くらするーむ会員では約2割の人が座らないと回答しています。
内閣府の調査と比べてみると、優先席に座らない人がくらするーむ会員では多いようですね
同調査では、さらに公共交通機関の優先席に座っているときに、優先席を必要とする方が近くにいることに気づいたら席を「譲ろうと思わない」と回答した人に、譲ろうと思わないのはどのような場合か聞いています。
「譲ることが相手に失礼になる可能性がある場合」(46.4%)が最も高く、次いで「体調不良やけがで優先席を必要としている場合」(34.7%)、「声をかけるのが恥ずかしい場合」(26.9%)、「譲ってもらうのが当然という態度をされる場合」(26.6%)などの順となっています。
高齢者、障害者、妊産婦など席を必要とする人が利用しやすくなるように、席を譲ろうとする人が円滑に席を譲れるように、周囲の理解が必要なのかもしれませんね。