「シニア」は年上の人、年長者を意味する言葉です。国や民間企業で「シニア世代」「シニア割引」などと利用していますが、それらの定義は実にあいまいで、何歳からなのかは特に定められていないとされています。
各社が設定する「シニア割引」の対象年齢は独自で設定しており、一般的には、世界保健機関(WHO)が定義する65歳以上の人を「シニア」「高齢者」と捉える傾向があるそうです。
では、各世代の人たちは何歳からを「シニア」と捉えているのでしょうか。5月31日から7日間、くらするーむ会員を対象に実施した「かんたんアンケート!」の結果を見ていきましょう。
「60歳以上」と回答した人は約4割、「65歳以上」と回答した人は約3割でした。
年代別に見てみると、20代以下の約4割が「70歳以上」と回答。30代から50代、70代は「60歳以上」、60代、80代以上は「65歳以上」がトップとなりました。
さらに60歳台を詳細に見てみると、65歳以上の8割以上が自分の年齢を「シニア」に含める一方、60歳から64歳(63歳除く)の6割以上が自分の年齢を「シニア」に含めませんでした。63歳は微妙なお年頃?なのでしょうか。
厚生労働省の令和2年簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性81.64歳、女性87.74歳。「人生100年時代」といわれる超高齢化社会の日本では、「シニア」も今回のアンケートでの20代以下の人たちの認識のように「70歳以上」とされる日は近いのかもしれませんね。