くらするーむでは2023年11月、「大阪・関西万博についてのアンケート」を実施しました。5月に実施した前回調査と比べて、「大阪・関西万博」の来場意向は大幅に下がっており、「大阪・関西万博」への関心の無さが来場希望者の減少につながっていました。それでは結果を詳しく見ていきましょう。
「行ってみたい」 31.2% 前回調査より22.5ポイント減少
2025年「大阪・関西万博」に行ってみたいか尋ねたところ、「ぜひ行ってみたい」「できれば行ってみたい」を合わせて31.2%が「行ってみたい」と回答しました。(以下この合計を「行ってみたい」とします)
年代別に見ると29歳以下、80歳以上は約4割、それ以外の年代では「行ってみたい」割合は3割前後となっています。
今年5月に実施した前回調査では「行ってみたい」は53.7%で、40代は半数以下でしたが、それ以外の年代では「行ってみたい」割合が過半数となっており、半年間で来場意向は大幅に下がっています。
居住地域別にみると、開催地である大阪府では5割以上、大阪府を除く近畿地方の1府4県では4割以上が「行ってみたい」と答えています。また中国・四国でも「行ってみたい」が3割を超えています。
一方で北海道・東北、関東、九州・沖縄では「行く気はない」は4割以上となっています。
前回調査と比べてみると、開催地である大阪府で「行く気はない」と回答した人が6.6%から21.2%と大幅にアップしています。
行きたい理由、上位順位は変わらず
「行ってみたい」と回答した人に理由を尋ねたところ、「パビリオンを見てみたい」(60.1%)がトップ、次いで「会場の雰囲気を味わいたい」(52.6%)、「今までに万博に行ったことがあるので今度も行きたい」(52.0%)となりました。前回調査と比べて、行ってみたい理由のトップ3は変わっていません。
行きたくない理由は「興味がない」 前回調査の倍以上に
「あまり行きたくない」「興味はあるが行くのは困難」「行く気はない」と回答した方にその理由を尋ねたところ、「興味がないので」が69.3%でトップとなりました。前回調査と比べて倍以上となっており、「大阪・関西万博」への関心の無さが来場希望者の減少につながっていることが判明しました。
半年前は行ってみたかったが行きたくなくなった人にその理由を尋ねたところ、
・オリンピックや万博は、その時の最高の技術が見れる夢のあるものだと思っていたが、お金のことが杜撰で良いイメージが持てなくなった(42歳女性・埼玉県)
・大阪・関西万博のイメージがよく伝わってなく、UFJや大笑い、食などのイメージが元々強い(50歳男性・東京都)
・金額が高い。内容がイマイチ伝わってこない(62歳女性・新潟県)
・数年前の万博誘致時は過去の万博の思いがあり面白そうに感じていたが、日が経つにつれ、IRだとか現状のグダグダ感が嫌になってきた。今どき大金をかけてまで誘致する必要も効果もないと思うから。
それこそいろんな人たちの参考や交流・楽しみにつながればいいが、ただお金を盗まれているような感じしかしないので(57歳男性・島根県)
・エキスポ70の再来を期待していたが、夏以降の報道を受け、気持ちが萎えた(63歳男性・東京都)
などの声が見られました。
前売り券は11月30日から発売になっていますが、2025年4月13日開幕までは1年以上あり、まだまだ博覧会の内容、目玉などの情報は無く、盛り上がり、わくわく感が無い方が多いのではないでしょうか。
次回は皆さんの「大阪・関西万博」への現在の期待度などの結果をお伝えします。