くらするーむで実施した「災害時の備蓄についてのアンケート」結果のうち、自宅から持ち出すものとは別に、自宅にとどまる在宅避難を前提として、部屋の中に買い置いておく生活用品の備蓄状況を見てみましょう。
家庭での生活用品の備蓄状況について聞いたところ(複数回答)、「トイレットペーパー」(79.0%)、「ティッシュペーパー」(72.8%)、「ゴミ袋」(69.4%)、「乾電池」(65.6%)、「ラジオ」(61.7%)の順となりました。
その他として、
・電気やガスが不要な灯油クッキングストーブを用意している(66歳男性・兵庫県)
・犬を飼っているので、犬用の防災対策として、食糧やシートなどを備蓄している(79歳男性・東京都)
・靴や軍手も必要では?(59歳女性・千葉県)
・ヘルメットは必須です(90歳男性・神奈川県)
の声をいただきました。
災害の経験談、日頃の災害対策について、たくさんのコメントをいただきましたので、以下ご紹介いたします。
・東日本大震災の時、移動する際、ライトを持っておらず、月明かりを頼りにした。それ以来、外出時は簡易ライトを持参している(67歳男性・愛知県)
・東日本大震災のとき秋田に出張中で、交通機関が止まり、避難所にお世話になりました。食料等は支給していただけましたが、電気が止まり、携帯の充電に困りました。それ以来、数回分充電可能なモバイルバッテリーは欠かさず持ち歩くようにしています(59歳男性・神奈川県)
・東日本大震災のときに計画停電のエリアに自宅があったのですが、一時間程度でしたが夜だったため街に明かりがなく不安な気持ちになりました。懐中電灯やランタンがあったので、とてもよかったです(36歳女性・東京都)
・胆振東部地震を経験しました。一番困ったのは情報収集でした。簡易ラジオとモバイルバッテリーは必須だと思います(45歳男性・北海道)
・平成16年の中越大震災時に、数日間ガスが止まり調理が出来なかったことから、カセットボンベだけでなく、バーベキューコンロや七輪、炭などもローリングストックするようになった。また、イザという時に車中泊用できるよう、専用エアベッドを購入し、たまに使っている。その他、家を建て替える際は地震に強い家にしたほか、ガレージを大きくし、もしもの時に近所の人も受け入れできるようにした(48歳男性・新潟県)
・避難してみると食糧は加熱いらないものが必要だと感じた。カップラーメンなどお湯だけだからとか、インスタントカレーも温めだけだからと思ったが、温める場所、機械がなく、そのまま食べられるものが必要だと思った(36歳女性・佐賀県)
・阪神淡路を経験しています。ガスと水の復旧は非常に遅かったですが、電気は比較的早かったので、カセットボンベを別にするとトースターや沸騰ポットはあって良かったです(70歳女性・神奈川県)
・阪神大震災を経験しているので、断水と停電に困った。当時、風呂の湯を排水していなかったので、大変役に立った記憶がある(77歳男性・大阪府)
・震災で一番使えたのはガスボンベと保温調理鍋。ガスボンベが心細くならなかったのは沸騰させて保温できる釜の中で仕上がりを短縮できたから(73歳女性・福島県)
・阪神淡路大震災より前に、強風により局地的に停電になった経験から、何をおいても水は必要だと感じています(56歳女性・大阪府)
・車からの電源コードでの充電は震災時、役にたった(65歳男性・埼玉県)
・阪神大震災の時キャンプ道具はかなり重宝した(56歳男性・兵庫県)
・重いもの、大きいものを上の方に置いとかないようにしています。阪神大震災の時、震度7の激震地にいたので、部屋の中をテレビや本棚が対角線に飛んで、壁も崩れ、停電になり、食料も台所まで行けば、いろいろあるけれど、そこまで、壁が崩れたりして行けなかった。とにかく命を守る。食料とか必要なものは、あちこち分散しておいてあると、いざという時、役立ちます。眼鏡がどこかへ飛んでしまって、見えないし、探すのに困った。これもとりあえずいくつか分散してるといいかも(77歳男性・兵庫県)
・阪神淡路大震災を被災した経験から言うと、家のあらゆる物が倒れたので突っ張り棒とかは絶対に必須。食器の扉も開いて食器が全部駄目になったので、扉も固定する器具が必須。加えて私が被災した時はコンビニがほとんど無い時代だったので、とにかく食べ物や飲み物がなかった。だから飲食出来るものの備蓄は大事。後はどこに避難すればよいかも当時は全く分からなかったので、そこの事前の確認も大事。また時期が冬の朝だったのでとにかく寒かった。すぐ避難したいところだが、季節に合わせた服装で避難することも大事。屋外にはクーラーはないので。当時は母親の機転で毛布を持って外に出たのが功を奏した(39歳男性・兵庫県)
・先日、大雨災害で住んでる地域全体が水害に遭いました、幸い、マンションの高層階だったことから実質的な被害はありませんでしたが、マンションフロアや駐車場が冠水してしまいエレベーターが1週間ほど使用できず、しばらく避難階段での生活で不便でした。高齢者や身体が不自由されている方々は、そういったことも日頃から考え、災害対策すべきだと痛感しました(48歳女性・秋田県)
・秋田で7月大雨災害経験。車に長靴、雨合羽を準備しました(69歳女性・秋田県)
・実家が火事で全焼し、何もかも無くなることの大変さを知りました。銀行口座などは日頃から一覧表にして、ある程度は家族にも把握しておいてもらうことも必要。真夏や真冬の停電は厳しいのでポータブル電源を用意しています。訓練として年に一度くらいは停電させたらいいと思う(54歳女性・大阪府)
・小学6年の夏休み、キャンプの最中、天気が急変し夜に雨が降り始めた。主催者の指示で、テントは置き去りにして帰宅を急ぐよう言われた。帰宅すると自宅近くの幹線道路が川になっており、断水が起き、自衛隊の給水車が来たので母と列に並んだ。水を貰うには容器を各自用意する必要があり、その時、その容器が備えられていたので安心した記憶がある。食料などの他に、断水に備えた用意も必要だと今でも思います(52歳男性・北海道)
・停電に備えて、ペットボトルに水を入れて凍らせている。実家の母が台風で避難所に一泊した時、持参した毛布を床に敷いて寝たが体が痛くて眠れなかったと言っていたので、マットを車に積んである。あと、スリッパも役に立ったらしいので、持出し袋に入れた(60歳女性・栃木県)
・給水に備えて、ポリタンク、バケツなどの用意はある。阪神淡路の経験あり。家財道具などの物は最低限がよいと心から思った。現金はある程度手元にあった方が良い。あの地震を経験してから倒れそうな家具には全て転倒防止器具を取り付け、ガラス窓にはフィルム、寝室には倒れる家具は置かないようにしている(56歳女性・愛媛県)
・2019年台風19号災害時に停電が数日間続いた折には夜間は「LED持ち運びできるあかり」を利用し、スマホなどの充電には車の電源ソケットを利用しました(62歳女性・長野県)
・2019年に千葉県では大規模な停電がありました。やはり飲料水の備蓄と夜の灯り、ろうそくや卓上ランタンは役に立ちます(65歳男性・千葉県)
・宮城県勤務時代に集中豪雨に遭い、避難中に自家用車が水没した経験があります(67歳男性・東京都)
・実家が一戸建てであった為、畳みの上まで水がきた事がありました。しかし、朝は玄関扉から出れたのですが、あっと言う前に上がってきたようです。水害はストップが効かないです(66歳女性・大阪府)
・阪神大震災の経験から、全ての扉に耐震ラッチを付け、冷蔵庫や本箱等は固定、寝室には背の高いものは置かない(65歳男性・大阪府)
・自宅はハザードマップの想定では1階が水没する危険があるため、避難時に持ち出しが困難だが流失したら困るものや、食品や水の備蓄は全て2階に置くといった対策をしている(40歳男性・東京都)
・風水害の影響で停電が3日続き、風呂(特に冬季)や冷蔵庫が使えなくなっただけでパニックになりました(66歳男性・大阪府)
・私は高校生時代に阪神淡路大震災を経験しました。その際にライフラインが全て止まり、かなり大変でした。近所の住人に助けられた部分が大きかったため、災害対策は個人に加えて近隣でも行うことが重要ではないかと考えております(46歳男性・大阪府)
・公務員時代に、有珠山の噴火災害支援業務を担当したが、何時噴火が収まり避難や対処が終わるか分からず、活動従事中は住民も含め苦労したこと(80歳男性・北海道)
以上、たくさんのコメントありがとうございました。
いつどこでどのような災害が起こるかわからない日本。できることから徐々に備えていきましょう!