旅行・帰省予定は3割にとどまる 夏休みは「普段通りに過ごす」52.8% コロナ禍の新生活スタイル定着か

2022年06月15日
旅行イメージ写真

6月も半ば、「今年の夏休み、お盆はどうしようか」と考え始めた人も多いのではないでしょうか。

4月下旬から5月上旬にかけて、くらするーむ会員を対象に実施したアンケート結果を見ていきましょう。

夏休み・お盆休みの過ごし方について、52.8%の人が「普段通りに過ごす」と答えました。「日帰り旅行に行く」(7.1%)「宿泊を伴う旅行に行く」(13.8%)「実家に帰省する」(8.8%)と、何らかの旅行を予定している人は3割にとどまっています。「未定」は17.5%でした。

旅行を計画するにあたって影響することを聞いたところ(複数回答)、「新型コロナウイルス感染状況」(59.4%)、「観光地の混雑状況」(57.8%)を上げる人が多く、国や自治体による行動制限が緩和された後も、感染予防に対する意識が高いことが裏付けられました。

GoToトラベルについて、前問では旅行に行くきっかけにするとした人は27.8%にとどまりましたが、旅行に行く場合は「利用したい」と答えた人が63.5%となっています。

1年前の同様調査では、緊急事態宣言などの行動制限中であったため、「早く旅行に出かけたい」という傾向が顕著に出ていました。今春から国や自治体の行動制限は緩和されましたが、「旅行に行こう」という機運は高まっていません。インターネットを通して自宅で食事や通販、エンタメを楽しんだりするなど、コロナ禍における新しい生活スタイルが定着したのが要因かと思われます。

夏の休み方も日常の休みと変わらなくなってきているのかもしれませんね。GoToトラベルではなく、すでに県民割を利用して旅行している方もいるのではないでしょうか。