食料の備蓄はローリングストック法を活用すると増やせる!【災害時の備蓄実態調査結果②】

2023年09月28日
災害時の備蓄に関するアンケート画像2

くらするーむで実施した「災害時の備蓄についてのアンケート」結果のうち、食料に関するものについて、詳細をお知らせいたします。

Q.ご家庭で備蓄している食料品として、あてはまるものをすべて教えてください

家庭で備蓄している食品について聞いたところ(複数回答)、トップは「インスタントカップ麺」(54.7%)、次いで「レトルト食品(パスタソース、カレールーなど)」(51.1%)、「乾麺(パスタ、そうめんなど)」(49.9%)の順となりました。
非常食の定番とされる、一度炊いたお米を急速乾燥させた「アルファ米」(14.4%)、昔からある「乾パン」(14.3%)、「発熱剤付き非常食」(3.0%)は少数派となりました。

Q.あなたのご家庭では、普段食べているものを消費しながら一定数の食品が備蓄されている状態を保つ「ローリングストック法」を行っていますか(災害への不安感別)

万一のために備蓄しておいた食料品が賞味期限切れで使いものにならなかった…ということにならないように推奨されている食品の備蓄方法「ローリングストック法」。家庭で実施しているかどうか聞いたところ、37.4%の人が「行っている」と回答しました。

災害への不安感の有無ごとに実施状況を見てみると、不安を感じている人で42.1%、不安を感じていない人で25.3%の人がローリングストック法を実施していました。

各家庭で行っているローリングストック法

ご家庭で行っているローリングストック法について詳しく尋ねたところ、
・常に缶詰を50缶程度備蓄、古いものから常用食品として食べている(72歳男性・大阪府)
・ツナ缶、焼き鳥缶、ごはんパック、ラーメン等、全てケースで購入しており、少なくなったら補充しています(67歳女性・兵庫県)
・缶詰やレトルト食品はひとまとめに保管して、消費期限の迫ったものは夕食や弁当に活用し、次の買い物の機会に新たに購入しストック。使う時に、残った中で「消費期限が近いもの」をチェックして何となく次に使うものをイメージしておくので、定期的な消費期限チェックは行っていません(53歳女性・東京都)
・ペットボトル飲料は普段よく飲んでいる商品やプチ贅沢な商品を日常的に備蓄しており、期限をチェックしながら消費・買い足しをしている。缶詰め・瓶詰め、ドライフード類等も、普段使用しているモノを常にストックしている。有事の時こそ、できるだけ平素に近い生活を送れるように準備することで気持ちのゆとりもできると思うので(53歳女性・埼玉県)

日常的に食べているものを常に一定数にストックしておくと、ゆとりが生まれますよね!

・備蓄品購入時のレシートを冷蔵庫に貼って賞味期限等を定期確認(62歳男性・神奈川県)
・備蓄用のレトルト食品や缶詰の賞味期限を書き出しておき、期限が残り半年になったところで置き場所を備蓄用から普段消費用の棚に移動させる(39歳女性・東京都)
・引き出しに見やすくストックしてる。普段から食事に取り入れ、スキマが出来たら買い足している(59歳女性・東京都)
・備蓄品が置いてある部屋の片付けを4か月毎に行っており、その割合で期限が近いものを消費してその分を購入して備蓄するように習慣づけている(59歳女性・東京都)

賞味期限が分かるように工夫したり、置き場所自体を備蓄用にしてしまうのもわかりやすいですね。

・期限間近ではなく非常用食料や水がセール中に購入して、入れ替えで非常用の食料と水を消費している。水は料理以外にも観葉植物に与えることもある(53歳男性・大阪府)
・特売品の缶詰、瓶詰を見つけたら購入して在庫品にする→期限が来たら食べる。好きなカップラーメンを買っておく→食べたい時に食べる→補充。茹で時間の短いそうめんを買っておく、食べたい時に食べる→補充(56歳女性・神奈川県)

消費期限ではなく特売日にまとめ買いも良いですね!

・非常食セット(3日分)を2セット準備して、年1回消費しているので常に6日分はあるようにしています(63歳男性・福島県)
・水は箱買いし、賞味期限の新しいものを常に下段にしておく。食材は、5年期限のものを年2回チェックして、期限の短いものは、通常の食事として食べていき、新しいものを購入する(70歳男性・東京都)
・気づくと賞味期限切れということが何度かあったので、防災の日に備蓄祭りをします。その日は電気はつけず、ろうそくや懐中電灯で夕飯を食べます。イベントにすると子供たちも楽しんで食べています(47歳女性・山梨県)

消費期限が長いものを確保して入れ替え日を事前に決めてしまうのも良いですね!

・主な対象品は缶詰とパック米で、缶詰は、保存期間が長いが、消費するごとに補充している。パック米については、6個程度(3個/日)になれば補充する。家族に胃ろう患者がいるため、1週間分(21缶)の栄養剤は常にあるよう、医師に処方箋をお願いしている(75歳男性・千葉県)

乳幼児や高齢者、慢性疾患・食物アレルギーの方などは特に備蓄する食料に配慮が必要ですよね。

Q.あなたのご家庭では、災害に備えて何日分の食料を準備していますか(ローリングストック法実施状況別)

家庭での食料の備蓄状況をローリングストック法の実施別に見てみると、ローリングストック法を行っている場合は「7日以上」との回答が22.3%と、長期間の備えができていました。

・パックご飯、お粥等、箱に縦に並べ順番に食べています。飲料系、ゼリー系、缶詰め等も同じです。月2回(1日、15日)点検しています。東日本大震災、原発事故避難を経験してからです。あの時の反省を踏まえて。10日は余裕ですよ(60歳女性・福島県)

備蓄食料を増やすにはローリングストック法は効果的なようですね!
農林水産省では「家庭備蓄ポータル」で、災害時に備えた食品ストックガイド、特に乳幼児、高齢者、慢性疾患・食物アレルギーの方などに向けて、家庭備蓄を行う際に必要な情報、災害時における食事の注意点などをとりまとめた「要配慮者のための災害時に備えた食品ストックガイド」を公開しています。参考にして、1日でも長く食料の備蓄日数を増やしてみてはいかがでしょうか。