非常持ち出し袋の中身は最低限、確実に無理なく持ち出せるものを【災害時の備蓄実態調査結果③】

2023年10月06日
災害時の備蓄に関するアンケート3画像

くらするーむで実施した「災害時の備蓄についてのアンケート」結果のうち、非常用持ち出し袋(防災セット)に関するものを中心に、詳細をお知らせいたします。

Q. あなたはご自身の非常用の持ち出し袋(防災セット)を用意していますか(災害への不安感別)

災害への不安感の有無ごとに非常用持ち出し袋(防災セット)の備蓄状況を見てみると、不安を感じている人で47.6%、不安を感じていない人で27.3%の人が自分の非常用持ち出し袋を用意していました。

Q. 用意している非常用の持ち出し袋(防災セット)の中身はどのようにして決めましたか。最もあてはまるものを教えてください

非常用持ち出し袋を用意している人に、袋の中身をどのようにして決めたのか聞いたところ、「自分で必要だと思ったものにした」(36.5%)がトップ。次いで、「市販のセットを購入した」(29.5%)、「メディア(新聞、雑誌など)の情報を参考にした」(17.7%)の順となりました。

Q. どこで非常用の持ち出し袋(防災セット)を購入しましたか

市販の持ち出し袋(防災セット)の購入先を見てみると、「ネット通販」(37.7%)、「ホームセンター」(19.5%)、「町内会、自治会、管理組合」(7.7%)の順で、「もらった」と回答した人は21.8%でした。

Q. 非常用の持ち出し袋(防災セット)を用意していない理由として、最もあてはまるものを教えてください

非常用持ち出し袋を用意していない人に用意していない理由を尋ねたところ、「中身の定期的管理が大変」(25.5%)、「何を用意してよいのかわからない」(18.0%)、「市販の非常用持ち出し袋(防災セット)の中身は必要ない」(11.2%)の順となりました。

非常用持ち出し袋は、災害時に自宅から避難所に行く際に最低限必要とするものを収めた袋。
・災害の種類と避難場所によって持つべきものが異なるので、とっさに邪魔にならない量と中身を持ち出せるかが課題(44歳男性・東京都)
・災害発生時期が春夏秋冬のいつになるかで対策も変わってくる(66歳男性・東京都)
・緊急時に持ち出し携行する防災鞄には、普段の日常生活で使っている物品とほぼ同じものを梱包して備えている。また、防災鞄はヘッドランプを装着したヘルメットと一緒に、寝室に壁掛けしてすぐに携行できるようにしている(52歳男性・新潟県)
・スーツケースに入れています(62歳女性・神奈川県)

中身だけでなく、災害の種類、時期によって確実に無理なく持ち出せる置き場所、重さも重要ですよね。

・私と子供たちは、いつも小さな「エマージェンシーポーチ」を携帯しています。主に予備のハンカチ、ティッシュ、ウエットティッシュ、絆創膏、常備薬、ポイズンリムーバー、エマージェンシーブランケット等を入れています。リュック等の側面にホイッスルとミニマグライトを下げています(54歳女性・千葉県)
・大きな災害対策ではないが、新幹線等交通機関が雨で止まることは想定できるので、遠出する場合には必ず水、少量の飴等、充電した状態の携帯電話、小型の懐中電灯等はバッグに入れるようにしている(57歳女性・東京都)
・災害グッズはひとまとめにしていないが「緊急入院グッズ」を用意している。簡単な着替え、洗面道具、保険証コピー、小銭、サンダル、家族の電話番号を書いたメモなど)。去年、急性盲腸になって救急車で運ばれる時に、立ち上がれない状態だったが、そのグッズだけを持って緊急入院した時に助かった(63歳女性・大阪府)

災害対策でなくても、普段の備えから始めるも分かりやすいですね。

ご自宅周辺で想定される災害リスクは国土交通省のハザードマップポータルサイトから調べることができますので、チェックしてみてくださいね!